この前まで作っていた自主アニメですが、色々無理があることが分かって制作を中止することにしました。
中止する原因は以下の通り
・尺が足りなくて言いたいことが言えてない。伏線が回収しきれない
・コンテに入ったらそれでも尺が長すぎて制作ができない
・場面が多すぎて背景が3D化できない
・コンテ中に脚本の時には気がつかなかった色々な荒の発覚
・全体的にキャラクターが動かなさすぎる
・いざ画を描き始めると僕の画風とあまりにもかけ離れ過ぎている
といった感じ
まだ半年以上僕には時間もあるし、満足がいく物を作りたいと思った次第です。
一番の問題は尺ですね。
20分物を企画していたのにコンテにしてみると40分近くの長いコンテになっているし、今までの僕の作っていたアニメの「絵のついたボイスドラマ」の感覚ではいけないと思った。
応募しようと思っている自主制作向けの映画館での上映の尺に合っていないのも問題だし、そもそも今の状態では上映に至らないと思われる。
悩んだ末企画自体を没にしようと思いました。
脚本の時に画は想定していた筈なんですが、ノベルゲームのような脚本にしてしまったためにキャラクターが動かず、実際画にすると面白みがなかったりします。
今までの4か月が無駄になったのは痛いけど、仕方ないです。
しかしお遊びでピロコをやったのは正解だったかもしれません。
最近の自分の悪い癖がわかってきました。
3~4年前・・・高校時代はストーリーを考えず、純粋に画の面白さを追求できていたのに対し、今はストーリーに集中して画はそのおまけになっいています。
ストーリーのある脚本が書けるようになったら逆に画が面白くなくなるのは困りものです。
僕の好きなアニメは脚本を書いていない物が多いです(ジブリ以外も含めて)
脚本を書かずにその場の流れで撮って編集で何とかしていた映画史の初期のスタイルの方が私には向いているのかもしれません。
高校の時にはそのスタイルで撮って面白い画ができていました。
これから作り始める企画はその方向で行くつもりです。
映画史アニメ史がまだ100年そこそこしかなく、まだまだ開拓中だからこそできる新しい演出や表現法は山のように眠っていると思うので、いくつか自分で発掘してみたいです。
型にはまってしまった多くの現代の商用アニメと違って自主アニメは自由なんだから出来ることってあると思います。
最近描いていた練習画なんかです。
この画のままアニメを作るとなると、あまり好きではないアートアニメになってしまいそうなのでもう少し試行錯誤の余地があるように思えます。
レイヤーを重ねて画を完成させるタイプの背景画は絵を描いている気がしないので、こういった感じに1枚のレイヤーで厚塗りで背景は描いてみたいです。
絵を描くときは实战painter9绘画技法とBenjamin氏の画を参考にしています。
どちらも日本語の書籍が見つからないので、見かけた方は教えてください。
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